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6月20日、横井篤文教授・ユネスコチェアホルダーは教養科目として学部学生を対象に『地球社会の課題解決を仕事に-世界の次世代リーダーから学ぶキャリア-』を初開講し、120名近くの学生が受講しました。本講義は7週間のうちに世界最大級の次世代リーダー・グローバル・サミットOne Young World(OYW)アンバサダーら5名の次世代リーダー達をゲストスピーカーとして岡山およびオンラインにてお招きし、学生が普段の生活の中で接する機会のない多彩なバックグラウンドやキャリアパスに基づき、学生が質問やディスカッションを通して学生自身のキャリア形成について考える機会を提供することを目的としています。
本講義のゲスト講師は岡山大学がアカデミックサポーターとしてOYWと共に協力して出版した「We Have A Dream」の共同著者で、岡山大学ユネスコチェア・ユースアンバサダーでもある市川太一氏で、横井教授と共に毎回変わるゲストスピーカーと受講学生をAI翻訳機能や意見集約アプリ等を駆使して言語の壁を超えた積極的な発言や交流を促すなど、多文化共修の環境開発の一環として、今までにない形態で本講義を協働構築して進めています。
第一回目の講義では、インドネシア出身でOYWアンバサダーのマルジャンタ・スラマン・ジュハンダ・ディタナ氏を教室にお迎えし、主にインドネシアのこども達がたばこ産業に搾取されている現状を受け、現代の奴隷制度の改善に取り組む組合の立ち上げを行うことになった動機や経緯、またそれが現在のUNICEFコンサルタントのキャリアにどのようにつながり活かされているかなどを熱く語っていただきました。受講した学生からはディタナ氏へ意見集約アプリを通してたくさんの質問やコメントが届き、講義終了後も活発なやり取りが行われました。
本講義では、今後も様々な国と地域で活躍する次世代リーダーの話を通して学生自身がどんな社会課題を認識し、解決するためにどのように行動したいのかをまとめ、講義内で発表していく予定です。